2018年5月1日~5月3日
てんこうEM振動試験を行いました。
気づいている方もいるかもしれませんが、そうなんです!GW休暇中に試験を行いました。(泣)
スケジュール的に厳しいものがありましたのでメンバー全員、我慢してGW中に頑張りました。
それはさておき、EMの試験ですが、試験条件はSTMの振動試験と同じです。
今回のEM振動試験は実際に使用する予定の電子基板や電子機器、センサーを搭載していますので、
それらが振動試験の前後で壊れていないか、正しく動作するかを確認します。
もちろんSTM振動試験時と同様、衛星構造の強度と剛性もしっかり試験を通して確認します。
前回のSTM振動試験は初めての振動試験ということもあった為、準備に時間がかかってしまいましたが、
今回は加速度センサーのチェックシートや振動試験機の操作手順書などを独自で作成し
順序よく進めることができた結果、おかげさまで、試験自体は2日間で終わりました。
試験結果は、前回の課題だったアクセスパネルの剛性については板厚を
変更することで問題解決しました。
もちろん、衛星構造の剛性についても規定以上の固有振動数を得ることができました。
むしろ固有振動数が上がるように衛星底部の材料を変えたので、
STMの時に比べるとより強固になりました。
また、搭載していた電子基板、電子機器類に関しても振動試験後の動作チェックでしっかり動作しました。
無事に振動試験を終えることができたのはメンバー全員の努力の結果です!
次のFMの振動試験も頑張ります!
振動試験の様子です↓↓↓
X軸方向の振動試験のセッティングです。 | 振動試験機の軸替えです。軸替えだけで1時間くらいかかります。 |
必ず手順書やチェックリストのダブルチェックを行い、ミスを減らしました。 | 加速度センサーだけで24ケーブルあります。 |