2018年4月29日~4月30日
てんこうのEM(エンジニアリングモデル)の組立を行いました。
EM(エンジニアモデル)とは、打ち上げ実機と同じ電子部品、基盤、構造部品を
使用して組み立てられたモデルです。
打上時よりも厳しい条件(QTレベル)で試験を行い、所定の機能や性能を
発揮できているかの妥当性を評価します。
STMの組み立て時の反省点をいかして、今回はスムーズに組み立てができるように
入念な準備を行いました。
そしていざ組み立てを始めると・・・・やはり問題が(汗)
なかなかうまくいかないものです。
しかも一番焦ったのがアクセスパネルを閉じるためのボルトが最後の最後で折れてしまったこと。
これはメンバー全員かなり焦りました。何とかそのボルト折れの問題は解決しましたが、
FMの組み立ての時は本当に気を付けないと思いました。
しかし、その反面成果が十分にありました。STMの組み立ての時の不具合は解消され、
スムーズに組立を行うこともできましたし、実際に電子機器や基盤類も載せたので、
そこから生じた不具合も新たに見つけることができたので、FMの組み立てに向けて対策することができました。
また、いろんな問題があった為か、メンバー全員の口癖が「one by one」(一個一個丁寧に)になりました(笑)。
ヒューマンエラーを起こさないためにも、今でもこの言葉がとても重要であり、メンバーがお互い掛け声をし合ってます。
そして、前回の組み立て同様、後の振動試験、衝撃試験のスケジュールが迫っていたため件局今回も夜通しで組立をしました。
次こそは、余裕をもって組立をします。絶対に!!
組み立ての様子です↓↓
次はこのEMを用いて振動試験を行います。