STMアセンブリ

_DSC67502017年10月6日~2017年10月10日

てんこうSTMの組み立てを行いました。

STMとは,Structure Thermal Modelの略語で,

てんこうの場合ハードウェア(構造部材・ダミー基盤など)のみを統合した試作機です。

STMを用いて振動試験や熱真空試験を行い,解析値の妥当性などの検証を行います。

 

組み立て時は沢山の不具合が出ました。

組み立て手順書に不備があったり・・

寸法公差の見積もりが甘かったり・・

穴位置が合わなかったり・・

ねじが短かったり・・

全部で見えているミスだけでも10~20項目の不具合が出ました。

メンバーの殆どが実際に衛星を作ることは初めてなので,

CADや事前に用意していたアセンブリ(組み立て)手順書を過信しすぎていました。

また,後の振動試験のスケジュールが押していた為,アセンブリを夜通し行う羽目に。。。
念には念を入れた準備ももちろん大事ですが,

何事も初めての時には,必ず不具合を想定して

余裕を持った時間管理が大切であると痛感しました。

 

組み立ての様子です↓↓

_DSC6628 _DSC6643
_DSC6696内部構造はニシジマ精機様から

加工していただいたものです。

_DSC6778

 

やっと完成! ↓↓

_DSC6782

 

ソーラーパネルなど高価なものや,製作が間に合っていないコンポーネントなどは搭載予定位置にダミーマスを貼り付けています。

 

次はこのSTMを用いて振動試験を行います。

 

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