宇宙放射線計測系

○宇宙放射線計測系

しんえん2は深宇宙空間における放射線計測を行うためのセンサを搭載している。

このセンサは、米航空宇宙局NASAのジョンソン宇宙センター(以下NASA/JSC)とテキサス州立大学の一つPrairie View A&M Universityおよびネバダ州立大学University of Nevadaによって開発中のものである。

NASAが開発した放射線センサを搭載する予定です。以下にブロックダイアグラムを示す.

 

 

NASAのジョンソン宇宙センター,Prairie View A&M UniversityおよびThe University of Nevadaによって開発された宇宙放射線ディテクターの外観を以下に示す.

しんえん2には主しんえん2制御ユニットGSCUと副制御ユニットSSCUの2つのコンピュータがある.
宇宙放射線ディテクターは,SSCUにRS232Cケーブルを介して直接つながる.SSCUは通信速度9600bpsのPIC16F877であり,データ伝送はSYNC1(同期)のシリアル通信で行う.

しんえん2は8分間で1回転する計画であり,またWSJT方式による通信の速度は1bpsである.したがって,1回転で最大480bitのデータを送信できる.しかし,1回転のうち,その半分はデータが遅れないと考え,データ送信量は240bitとする.
宇宙放射線センサの測定データは32分間の測定で240bitとし,これはSSCUに接続されたEEPROMに保存される.
宇宙放射線センサはCMOS型検出器であり,センサー1とセンサ―2と呼ばれ,その外観も以下に示す.

図8   図C

 

NASAなどによって開発された宇宙放射線センサ C-MOS型の検出器

 

図D

宇宙放射線計測技術が採用された火星探査機「キュリオシティ」

【開発メンバー】

客員研究員 赤坂 清隆
研究生 王 策
M2 黒岩 史登
B4 岩永 拓矢
B4 吉尾 颯

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